第四十一話 黄金の神輿

八幡神社の後方に、周囲7・8間ほどの小さい池があり、「黄金の神輿」が、埋まつているといいます。

その昔、城山の畠山氏が栄えた頃、八幡神社とも深いつながりがありました。そして、八幡神社にほ、畠山氏の神輿が置いてありました。

ところが、城山は、上杉謙信に攻められ、畠山氏は滅びました。八幡村では、
「上杉勢は、きつと、この黄金の神輿も、奪いにくるに違いない」「奪われるくらいなら、いつそ、この池に埋め、かくしてしまおう。」と、池に沈めてしまいました。

後年、掘つてみようとの話になりますが、誰も、手をつける者がなく、静かに眠っているといいます。

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