第五十九話 実盛塚

昔、源平合戦がおこなわれた時、斉藤実盛(さいとうさねもり)は、加質の地で無念な最後をとげました。

ちょうどそこに八田出身の者がいて、実盛の身につけていたものを持って、八田へ逃け帰りました そして、持ってきた責重品を塚に埋めて、実盛の霊をまつったとわれています。
埋めたのは、実盛の首であるともいわれています。また、この塚の上にはえている木を切ると、たたりがあるとて恐れられています。

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